これは、ただただ淡々と息子の入院をレポした記事です。
医療的なアドバイスはできませんが、私が初めて入院の付き添いを経験し
これは母さんもなかなかに大変だぞと感じたので、その想いをここに残します。
カムさん
Contents
生後二ヶ月を目前に、息子が発熱した
おい!誰だ生後半年まで熱出ないって言ったやつ!
全然出たぞ!
これがまず、私の不安を煽った固定観念だった。
もちろん低月齢の赤ちゃんが発熱することは少ないのだろうけど、ゼロではない。
そう分かっていたら、もう少し落ち着いて行動し、それに備えてシュミレーションもできていたと思う。
まず、実際に私がした行動はこちら。
入院当日
まっさかー!
明日で二ヶ月よ?ちょっと着せ過ぎちゃったかな?暑かったかな?
と思いながらも、いつもとは違う息子の温度にビビる。
そして、念の為体温計で測ってみると…
38.9℃
思いっきり発熱しとるやないかーい!
信じられなくて二度測った。
壊れてないか自分のも測った。36.2℃だった。平熱。
これは紛れもなく発熱だ。どうしよう、困った。めっちゃお腹痛くなってきた。
長男も起きてきた。
どーどー落ち着け自分。まずはあれだ、#8000だ。
大丈夫大丈夫と唱えながら、携帯で#8000に電話する。
なかなか繋がらない。
そうか、今日は土曜日か。
もう少し待ってみる。
出た!
『二ヶ月の男児が発熱しています。』
思いの外冷静に話せた。
でも、『月齢が低いので、救急に行ってみてください。』
その言葉にドキーーーーン!とした。
そうか、これは救急案件なのか!息子が大変だ!と、急に不安が押し寄せた。
電話を切り、救急を扱っている病院を探す。
予めここだろうと思っていた病院は「営業終了」の文字。
えええええええええ!やってないの!?じゃあどこに行けばいいの?!
息子たちが目の前にいる手前、慌てられない。でも、心の中は大パニック。
なぜ事前に調べておかなかったのか。超悔やんだ。超悔やんだけど今はそんなことしてる場合じゃない、行ける救急を調べなくては。
次に出てきた救急は24時間対応、小児科アリだった。
ここだ!
とりあえず、ばーばを起こし状況を説明、母子手帳などを用意しつつ上の子をバタバタとお願いした。
車に乗り込み、エンジンをかけたときにふと思った。
救急も、事前電話しておくべきでは?
これが英断だった。
目的の救急に電話すると、なんと生後三ヶ月以下は取り扱えないとのこと。
隣の市の総合病院にそのまま行くようにとの指示をもらった。
もし救急に直行していたら、発熱した息子を二転三転連れ回してしまうことになったので
あのとき冷静になって電話した自分を褒めたい。
そして、こちらの総合病院にも予め電話し、ある程度の状況を話した上で来院した。
総合病院到着
総合病院らしく、色々と待ち時間はあったものの小児科の先生に診てもらい、血液検査と尿検査をしてもらった。
結果に気になる部分はないものの、発熱は確かに認められるので
選択肢は3つ
24時間付き添いが可能なら
→①入院(様子見のみ)
→②入院(投薬あり)
不可能なら
→③自宅で様子見、翌日来院
とのことだった。
上の子が手足口病を直前に発症しており感染に思い当たるフシもあるので、とりあえず様子見での入院をお願いしますと伝えた。
ただ、24時間付き添いができない場合は希望しても入院できないとのことだったので、もし平日だったら…と思うと恐ろしい。
赤ちゃんの発熱前にやっておきたいこと
ここまでで、私は数々の「やっておけばよかった…!」ことに遭遇した。
【私の後悔ポイント】
- 休日診療をやっている病院の調べ方が分からない
- 救急で受け入れてくれる場所のリストアップをしていない
- 救急の連絡先事前登録
- 営業時間のチェック
- 赤ちゃんが発熱したときの対応リスト(低月齢、離乳食前、離乳食開始後、後期くらいの分類で)
- 赤ちゃん&自分の入院バッグ(とりあえず最低限のものでも)
このくらい準備できていれば、もう少し落ち着いて行動できていたように思う。
入院中のこと
息子は幸い入院後は投薬もなく、熱もボチボチ下がっていったので一安心だった。
一方母はというと、ちょうど台風が来ていたこともあり偏頭痛が辛く、それでも看病を頑張らねばというプレッシャーでなかなかにしんどかったです。
- 噂通りベッドが狭い
- 生後三ヶ月からは柵ありのベッドなので圧迫感、閉塞感がすごい(と思う)
- ミルク持参するも、粉は使ってくれるが哺乳瓶は病院のものを貸与するとのこと→飲み慣れない乳頭だったのか、あまり飲んでくれなかった
- ミルクはナースステーションで作り看護師さんが持ってきてくれる仕様→家のようにすぐに用意されないので待ち遠しくてギャンギャンしちゃう(忙しい看護師さんなので、もちろんしょうがない)
- 他の子の泣き声につられちゃう(しょうがない、みんな頑張ってて偉い)
- 母もいろんな音が気になる(そわそわ)
- 24時間付き添いなので、交代がいないとトイレもお風呂も食事の買い出しもいけない
- 結局ナースコールして一回ダッシュでトイレいかせてもらった(感謝)
- コンビニに行けるタイミングがあれば、三食分買うべき(念の為)
- コンビニが補充されないようで、夕方行ったらほぼ何もなかった(病院ごと違いありです)
- 案の定寝られない
- 濃く刻まれるクマ
- 自分の顔にこんなクマ出たの初めて見た
- 夜中の巡回で毎度看護師さんに会釈、懐中電灯で起きちゃう
- 上の子のことが気になる
と、まぁ出るわ出るわしんどかったこと。
今回は幸い息子が発熱のみの症状で、割と早く回復してくれたのでこれだけ余裕がありましたが
症状が悪化したり処置が必要だったら、こんなに落ち着いて行動できていないと思う。
冷静に考えられる今だからこそ、次のこういった事態に活かせるメモを残しておきます。
退院まで
起床といっても、ほぼほぼ夜通し起きていたし
看護婦さんの見回りには毎度きちんと会釈していたので
もう全然寝た気がしない。でも、横の息子に触れると明らかに熱は下がっている
それだけで私の心は晴れやかだった
チャーン♪という合図とともに先生や看護婦さんたちがバタバタと動き出す。
日中、先生の診察は一回のみ。昨日の様子からすると、おそらく9時ぐらいだ。
そこで合格(他の言い方が見つからない)しないと退院がまた一日伸びてしまう…!と戦々恐々する私。
看護婦さんが朝来てくれ、体温を測ると37℃ちょうど。
おし!
これなら帰れる!
いそいそと支度した。私も昨夜は3時間しか寝られなかったが、退院となれば話は別だ。
顔を洗ってバッチリ着替えた。昨日の朝急いで着たチグハグな私服。
洗ってないけどいいんだ。息子が元気なら何でもいい。パンツだって2日履く。
朝九時、先生の回診が始まったよう。
いろんな部屋から順番に泣き声が聞こえる。
息子の番はいつだろう。
先生こんなに元気な子がいますよ!もう笑って待ってますよ!
迎えに行きたい気分だった。
いますぐこの元気な息子を見て、退院に太鼓判を押してくれ!と待ち望んでいた。
が、待てど暮せど来ない。
先生迷っちゃたのかな?
あんまり広くないこの小児科で、先生がこちらに来る気配が一向にない。
何なら息子は朝寝を始めている。
ぐっすり寝ていると思ったら、向かいの赤ちゃんが泣いて、息子も泣いた。
しょうがない。みんな頑張ってんだもんな。
ようやく先生がこちらの部屋まで来てくれた。
ブリッ!
ここに来てまさかのウンさん!
3日出てなかったウンさんが荒ぶっている!
シャッ(カーテン)
せんせーい!!
「ご、ごめんなさい!先生、今ウンコ出てて!」
爽やかな朝にまさかのウンコ。
うんこを挟んで先生とおはよう。
「いいよいいよ全然気にしない〜」
先生…!
とりあえず、うんこ処理しつつ先生に息子がどれだけ元気になったかアピールした。
高橋大輔みたいな髪型の先生は、「お!いいね〜元気になってきたね〜!じゃあ点滴外しちゃおっか!」と。
やった!帰れる!
心の中でガッツポーズした。この閉塞感からの脱出よ!と。
「じゃあ、これで一日様子見て、なにもなければ明日退院しよっか!」
また出た様子見ー!!!そもそもこの入院自体が様子見だっていうんだから、もはや様子見の様子見だよー!!
ここで母は引き下がらなかった。
「先生、明日、娘の幼稚園があるので…。見てくれる人もいないので帰れませんかねぇ?」
事実!!
もうここは事実しかない。
息子もだいぶ元気だし、私ももうこのベッドで一夜を過ごしたくないし、元気な息子をこの狭い空間に収めておく自信もない!!
「あ、いいよー⭐︎」
いいんかい!!!!
そこからは怒涛の退院手続き
看護婦さんがササッと点滴を外してくれ、息子は自由の身に。
丸一日の入院だったが、結構な量の書類にサインしたりハンコしたり…。
このシステムなんとかならんかいと思いつつ、素直に従う。
結局ムスコはなんのせいで発熱したのかは分からないままだったけど、とりあえずは元気になったのでオッケーだ。
もし今後何かあれば、再受診すればいいとのこと
最後に、入退院会計のおばちゃんに記入に関してモチャモチャ言われたけど
もうなんだっていい。
ムスコが元気になったのだから。
初めての入院 〜Fin〜
基本アイテムの他にあったほうが良かったもの
基本的に、入院にはこれが必要ですリストは病院側から提示されるので
それに沿って準備すればいいのですが
それ以外にあったほうが良かったよっていうものを細々リストアップしておきますね。
- アイマスク
- 長タオル(アイマスクがわりにも)
- 抱っこ紐(行動範囲がベッドの上or横のみなので、抱っこでなだめるしかない)
- おもちゃ(月齢に応じて)
子どもの入院まとめ雑記
とにかく入院生活はヘビーだ。
健康な私だが、一日過ごしただけでだいぶ疲れてしまった。
予め、準備することでその心労が少しでも軽減されれば、この経験も報われる気がする。
兎にも角にも…
健康って素晴らしい〜〜〜〜!!!!!!
この入院の原因は…!!

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